ディーノはというとあたしの部屋のソファーに座って漫画を読んでいる。 あたしもそんなディーノに流されて隣で読んでるをだけど、やっぱりこんなのって嫌だ。 だってせっかくのデートなのにこんなのってっ!!もっとラブラブしたい!! (そ、そんなこととても素面じゃ言えないけどっ!!) ディーノの場合 「もうディーノ!やっぱりこんなのもうやめようよ。さっきから何読んでるの……?せっかく家に来たんだからさぁ……。」 「あっわりぃ……。日本語の勉強?っていうのかなぁ……?漫画なら楽しく勉強できると思ってさ。」 思ったよりマジになって読んじまった、と言って照れ笑いするディーノ。 その表情を見てるとどんなに怒っていてもついつい許してしまう。 「あっそう。」 気のないふりをしてあたしは言った。 って……ん?漫画? 「あ、あのさ、ディーノ、家にある漫画って少女漫画だよ!?おもしろい!?」 「えっ!?少女漫画いいじゃん!? ツナん家にある少年漫画じゃなんていうか……その……トキメキが足りないんだよっ!!」 あたしはしばらく固まってしまった。けれども最終的にはこの日のデートは少女漫画語りになりました。 ディーノがヲトメンなんて意外よねっ!! |