後書 みなさん夏の魔法いかがでしたか? 恋心の自覚だとか青臭くって気恥ずかしい恋なんかを書いてみたいなと思って書きましたがどうなんでしょうか?伝わったんでしょうかね……? えー、勢いに任せて作ってしまったために詰めが甘い部分だとか、心情なんかの移り変わりがスムーズにできなかったとか反省点が多いので不安満載です。 まぁけど、いつも以上に書いたぁーっていう気分になれたのでよし、ってことにしたいと思います。 この作品との出会いは心友のきらりがふざけてあたしに出したお題を消化しようとして無理やり作ったのが始まりだったりします。 (きらり、この件は本当にありがとう。この場を借りてお礼を言います) 彼女は金魚を買っていて想像の通り、「金魚の鮪」と「金魚の鰯(たち)」です。 彼女はあたしとは全然違う世界観を持っているので、あたしでは思いつかないようなお題をたくさん出してくれました。 「四色かき氷(彼女がバイト先で食べた物だったかな?)」「不明なゾーン(彼女のオリジナルキャラクターの名前)」そして「金魚の鮪と金魚の鰯」。 そのほか「風に吹かれてジョニー」とか「豆腐屋ジョニー」などのジョニーシリーズなんかも出されたんですが今後消化できるのか……?と不安しかありません。 っていうかむしろ無理。使いづらいだろ。(笑) 最後になりましたが、ここまで読んでくださった方がいましたらありがとうございました。 下におまけがありますのでよかったらどうぞ。 (実は前のサイトでのリボーン最後の作品だったためちょっと思い出深かったり……。/笑) 20070720 曇りと雨の境界を見た日 @おまけ@ それぞれの九月 「 、自分に素直になれたみたいね。」 ぶほっ!!とあたしは飲んでいた昨日の晩に凍らせておいたおかげでキンキンに冷えているお茶を吐きそうになった。 ……すいません。嘘つきました。吐きましたよ。あたし。汚ねー、ってそこ。ストレート過ぎます。 (ちなみに は大人なので無言であたしが吐いたお茶を大量のティッシュで拭き去りました。えらいですね!!/あなたがすべきです) 「ごめんごめん、ありがと。それってどういうこと?」 「はぁーっ?あんたそれ鈍感もそこまでくると罪だよ、罪。バカだよ、あんた。 隠そうとしてるんなら無駄よ。あんた沢田に告白、できたんでしょ?」 「ななななな何を言ってるの サン!!」 顔に書いてるよ、と言うと は笑った。 あたしが鏡を見ると、一層笑い出す。酷い親友もいたもんだ。 っていうか書いてないよ。今までと同じ顔だよ。 「まぁ、わかるのよ、そういうのって。あたしだって恋したらやっぱ変わったって言われたし。 はアレだね、腑抜けた。」 何よそれーってあたしが怒ると は苦笑しながらごめん、と言った。 「タケシのこと、 には隠すつもりはなかったんだけどね、夏休み中だったし、 も沢田のことで大変だったしさ。」 え? 「えっ、あたしが怒ってるのは腑抜けた顔って が言ったから……ってそうじゃなくて!!えっ!?山本とどういう関係!?えっ!?付き合ってたの!?」 何かがあたしの中で崩れた。 「あー、やっぱり気付いてなかったんだ……。あんた、本当に中学三年かどうか怪しいわよね。」 「悪かったね。えっ、じゃあ山本があたしの家に来たのも……。」 「そっ。あたしの差し金。」 にこにこと幸せそうに笑う 。 あぁ。あたしの知らない間に色んなところで色んな夏の魔法がかかってて。 もう、新学期も始まった。 |