仕事で疲れたから先に寝る、と言ったコロネロのせいで1人きりになったあたし。
仕方なくリビングで1人テレビを見ていたのに(しかも起こすと悪いので消音。味気ない。)結局コロネロは起きてきた。
「眠れないぜコラ……。」と言って疲れた目をこすったコロネロ。 あたしはそんな彼にホットミルクを出した。
ら、



「熱いぜコラ。」



一刀両断された。



「ワガママ言いたい放題ね。せっかく温めてあげたのに。」

「こんなに甘えられるのは だけだコラ。」

「……。」



あたしは無言で冷蔵庫へ向かうと、氷を1つだけ取ってテーブルへもう1度ついた。





MILKCROWN





ホットミルクに落とされた氷はきれいな王冠を象った。